再委託とは、契約した開発会社が、受注した業務の一部または全部を別の会社や個人に任せることです。発注者にとって重要なのは、窓口の会社だけでなく、実際に設計・開発・保守を行う主体が品質、情報管理、継続性に影響する点です。再委託自体が悪いわけではありませんが、担当者や作業場所が見えない状態では、機密情報の漏えい、意思疎通の遅れ、担当交代時の引継ぎ不足が起こりやすくなります。契約前に、再委託の有無、任せる範囲、再委託先の選定基準、海外作業の有無、再委託が何段階にも重なることへの制限、事前承認または通知の方法を確認します。さらに、秘密保持、個人情報の取扱い、成果物の権利、事故時の報告、発注者への最終責任は契約した会社が負うことを契約書に明記し、金額だけでなく実施体制も比較することが大切です。